バツイチ子連れ再婚の私がなぜ婚活カウンセラーに?

バツイチ子連れ再婚の婚活カウンセラー

バツイチ子連れ再婚の私が、どうして婚活カウンセラーとして結婚相談所を始めたのでしょうか?

実際にバツイチの方たちの多くは「もう結婚なんて懲り懲り、よく再婚なんてしようと思ったわね?」とおっしゃいます。

ここに至るまでの私の軌跡は、人のご縁を繋ぐことが天職なのではないかという多くの出来事に導かれていたように思います。

実は私には会社員だった時代があり、当時大好きで自慢の親友の結婚相手にふさわしいと思った同期の友人を引き合わせ、見事お2人がゴールインしたという、人生の中でも上位に入る位の喜びと感激を味わった経験をしています。

学生時代から、あの人にこの人を紹介したらきっと気が合うに違いないなどと、お節介病のようなところがあり、人と人を繋ぐ事が得意で、それに喜んでもらう事に生きがいすら感じておりました。

それは決して適当でも、たまたまという訳でもありません。その方の人となりや、どんな事に感心があって、どんな事に喜びを感じる人なのかという、可視化や数値化出来ない部分に対して着目し、人をよく観察している事や直感力も功を奏します。いい意味で人の顔色や言動に敏感なところがあったりするのです。

時を経て、私は脱サラをして起業します。

産業カウンセラーと国家資格のキャリアコンサルタントの資格を取得し、そのスキルを活かす仕事をしていました。その中の1つに、7年間ひきこもりだった青年の社会復帰の支援がありました。3年間欠かさず毎月2回のカウンセリングを経て、彼との信頼関係の構築を図る事が出来ました。併せて彼の適職診断結果や内面などを考慮して、知人が経営する会社に繋ぐ事で合意を頂く事が出来たのです。ところが、よりによってその企業へ持参する履歴書を一緒に作成するはずだったカウンセリングの予定日に、3年間欠かさなかった面談をキャンセルしたいとの連絡が入りました。ただ事ではないと察したところ、彼のお母さんが息子さんの代わりに私と話したいと訪れて下さいました。

彼がカウンセリングをキャンセルした理由は、ペットの死でした。ひきこもりが始まった頃に飼い始めたうさぎを、1人で家にいた彼が看取ったというのです。産まれて初めて死というものに向き合った事に大変ショックを受け、立ち直れないほどの落ち込みだったそうです。彼のお母さんとお話をしながら、きっと飼い主の彼の就職が決まると思って、自分の役目を果たしたと天国へ旅立ったのかもしれませんねと、一緒に涙を流しました。

後日彼がようやく落ち着いて、カウンセリングに来て驚く事を口にしたのです。

彼「母が、齋藤さんと会うのは初めてでなかったと言っていました。」

私「え?私も君に似ているから、初めて会った気がしないと感じたんだよ」

彼「齋藤さんの娘さん、平成13年の11月に〇〇産婦人科で生まれていませんか?」

私「うん、そうだよ!どうして?」

彼「僕の妹も平成13年の11月にそこで生まれたんです。」

と、それを聞いて私の中で、一気に記憶が蘇りました。私は不妊症で長年の不妊治療で2人の子供を授かっています。更に、切迫早産の体質で、出産前に2ヶ月以上も入院をしていました。何年も治療で通院していた事で、ナースの皆さんとも仲良くなっていた入院中の私に、ある日お願いされた事がありました。それは、マタニティブルーのママさんがいるので、お昼ご飯を一緒に食べて気分転換をしてあげて欲しいという事でした。

彼のお母さんは、その時に初めましてで、たった1度だけお昼をご一緒させていただいた方だと思い出しました。

まさか18年前に自分を元気づけてくれた人が、時を越え今度は息子がお世話になっていたなんて!と、母が本当にびっくりしていましたと、彼が話してくれたアンビリバボーな話は、私にとっても奇跡のような出来事でした。

私が2人の子連れ再婚をした子供たちの1人でもある、彼の妹さんと同級生にあたる私の娘はダウン症という障がいがあります。

私の子連れ再婚には、娘の存在がとても大きいのです。

交際をスタートしたばかりの頃に、後出しじゃんけんにならないように、意を決して、娘には障がいがあり、ダウン症である事を伝えた時の夫の言動に面食らってしまいました。

夫「え?もしかして、それ言うの悩んでいた?」

私「そりゃ、重要事項でしょう」

夫「なんだ、そんな事。俺のいとこダウン症だから、小さい頃からダウン症の子を見て来ていて、特に偏見もないから、何も気にする事なんてない」

これは、私にとって衝撃的でとても感激した回答でした。

夫との再婚は、娘の障がいへの理解と偏見のない夫の姿勢が決め手でした。

私だけではなく、運命共同体の子供たちの事もまるごと引き受けてくれた夫の存在は、障がいのある子のいるバツイチの私が再婚を決めた大きな理由です。私の「再婚するならこんな人」という想定を成就させてくれました。

私は結婚という事に、どんなものを期待して、人生の中の大きなライフイベントをどう捉えているのか、そこを明らかにした婚活をお奨めいたします。

漠然と、ぼんやりと、そのうち、いつかは・・・などの理由で婚活をしていても、あなたが本当に望んでいる結婚像が明らかになっていなければ叶う事は難しいです。自分の人生をどう生きたいのか、隣にはどんな(ここ重要!出来る限り具体的に)パートナーがいて欲しいのか。

自分の「なりたい像」を決めるのは人生の主役であるあなたなのです。

人の繋がりに奇跡やドラマがある仲人カウンセラーです。私との婚活に興味のある方との出逢いをお待ちしています。